妊娠中の薬、早期流産について

妊娠中の薬、早期流産について

妊娠中の薬

 

 

継続的に薬を大量に「長期投与」しては問題になります。ただ、特殊な薬は1回きりでもよくないものもあります。自分では判断出来ないので、主治医に相談するしかありません。

ちなみに、市販の胃薬はほとんど問題ありません。市販の風邪薬も成分的にそれほど影響のあるものが大量には入っていないので、あまり問題になりません。こうした市販薬の影響は、一般的にはあまり心配することはないでしょう。

特に妊娠初期1〜4週くらいまでは臨界期の手前で、薬の影響はさほどないだろうと言われています。特に気をつけなければならないと言われているのが妊娠4〜10週で、この時期はさまざまな器官が形成される時期なのでもっとも注意が必要です。ですから「知らないうちに妊娠していて薬を飲んでしまった」などということを防ぐためにも、基礎体温表が大切です。14日も高温期が続けば妊娠の可能性があり、20日続けばより確実です。自分自身早い段階で分かっていれば、薬をもらう際に、「妊娠の可能性がある」と告げると選んで出してくれますよ。

 

 

妊娠初期の不安、早期流産について

妊娠初期にもっとも不安を感じるのが、流産の心配です。もし「心配だな」と思ったらぜひ病院へ来てください。手遅れになってからでは遅いです。原則的には妊娠中の出血はおかしいと考えてください(超初期の頃は「着床出血(※)」で、ごく少量の出血が見られることがあります)。

ただ、妊娠すると正常な状態でも少しお腹が張った感じがするときや、腸の働きが緩慢になったために生理痛の軽いような痛みがあるときがあります。そういうときはまず横になって様子をみてください。それで治まる場合は問題ないことがほとんどですが、下のような状態の場合は診察を受けてください。

 

  • 痛みがだんだん強くなってきた
  • 出血がある
  •  

夜中の場合は出血が茶色で少しくらいの量だったら、一晩横になって翌朝受診しましょう。出血が真っ赤でお腹も痛い、という場合は緊急です。流産につながってくる恐れもありますから、必ずすぐに病院へ行くようにしましょう。

必ずしも出血したからといって、流産してしまう場合ばかりではありません。いくら出血しても心拍を見ると、赤ちゃんが元気な場合もあります。病院で適切な治療を受けて安静にしてもらえば大丈夫なこともありますので、まずは早く病院で診察を受けてください。

初期の流産は、妊娠全体のおよそ10〜15%と非常に高い確率で起きます(圧倒的に妊娠12週以下)。そしてほとんどのケースがお母さんに原因があるわけではなく、赤ちゃん側の問題がほとんどです。お母さんがどんなに安静に気を配って生活していても、流産してしまう場合も残念ながら多いのです。また、どうしても高齢出産(※※)のママさんの場合は、流産の確率が若干ですが高くなります。無理をしないよう心がけることが必要です。

※着床出血 妊娠の初期(生理予定日前後)に見られるごく少量の出血のこと。妊娠中に、子宮内膜などが充血して出血しやすくなるために起こるもの
※高齢出産 明確な定義はないが、35歳以上の初産を指すことが多い。

 

(監修/天神 尚子先生)

 

 

2015/06/29

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