痛くないって本当?無痛分娩のメリットとリスク

2016/05/20 12:00
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医療
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お腹の赤ちゃんとようやく対面できる楽しみな出産。その一方で、先輩ママたちが「鼻からスイカを出すほど痛い」なんて言う出産の痛みも心配になりますよね。もしも、その痛みを和らげることができるとしたら? 今回は「無痛分娩」についてまとめてみました。

 

どうやって痛みをなくすの?

麻酔を使い、お産のときの痛みを和らげます。ポピュラーなのは「硬膜外麻酔」といい、背中から細いチューブを入れて麻酔薬を注入します。全身麻酔ではないので意識ははっきりとし、母子ともに麻酔の影響はほとんどないと言われています。ただ、麻酔の作用は体質によってさまざまなので、麻酔が効きすぎて意識が朦朧としてしまう人もいれば、いくら麻酔を入れてもまったく効かない人もいて、無痛分娩=絶対に痛くないとは言えないようです。

 

無痛分娩のメリットは?

最大のメリットは、陣痛の痛みが和らぐことです。それによって母体への負担も少なくなり、産後の回復が早くなります。また、陣痛の痛みで呼吸が乱れると赤ちゃんへ届く酸素も減ってしまいますが、痛みを和らげることで母体がリラックスし、赤ちゃんにしっかり酸素を届けることができるので、赤ちゃんにもメリットがあると言われています。

 


 

無痛分娩にリスクはあるの?

麻酔薬による副作用として「一時的に足が動かなくなる」「頭痛」「低血圧になる」などが出ることがあります。お産のリスクとして多いのは、麻酔によって「いきむタイミング」がわかりにくくなること。お医者さんにタイミングを教えてもらいながらいきむため、分娩に時間がかかってしまい、吸引分娩になる可能性も高まります。また、産院によっては麻酔科医が常駐していないこともあり、深夜や休日に陣痛がくると無痛分娩ができません。そのため、自然に陣痛がくるのを待たずに、あらかじめ分娩日を決めて行なう「計画分娩」が多くなります。こうしたリスクもしっかり考慮しておきましょう。

 

費用はどれくらいかかるの?

帝王切開のように健康保険は適用にならないため、高額になります。産院によって大きな差がありますが、一般的に自然分娩に追加して5万〜20万円程度かかります。日本では無痛分娩ができる病院がまだ少なく、出産直前になって希望してもできない場合があるので、検討している人は早めに評判のいい病院をリサーチしましょう。

 

 

 

無痛分娩では高度な医療が必要とされます。リスクを避けるためには、専門の麻酔科医がいるか、医師の技術はどうか、しっかり見極めて病院選びをすることが大切です。(TEXT:妹尾香雪)


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