【助産師兼10児の母】母乳育児はがんばらなくていいんです

2016/06/21 12:00
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コラム
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こんにちは、助産院ばぶばぶ院長HISAKOです。今日は産んでからではないとわからない母乳育児についてお話ししたいと思います。

 

出産後に知る予想外の母乳育児

妊娠中に読む雑誌や書籍には、実際の母乳育児がどういうものか記載されているものはほとんどありません。「キレイゴトではない母乳育児」を知るのは、たいてい出産後になります。

 

首のすわらない赤ちゃんを抱っこするだけでも一苦労。頻回授乳で2時間以上連続で眠れたことがない。おっぱいが張ってカチコチになり、乳頭はすれて痛くなり、母乳量が足りなかったり、逆に出すぎだったり、抱っこばかりで身体が悲鳴・・・・・・。

 

母乳育児がこんなにたいへんだとは思わなかった。この先やっていけるか不安。いっそのこと、ミルクに切り替えてしまおうか?そんな自分への挫折感、赤ちゃんへの申し訳なさ、多くのママたちが予想外の母乳育児をスタートさせます。

 

母乳育児のメリット

初めての赤ちゃんでは、わからないことだらけでママは苦労の連続ですが、免疫物質が豊富に含まれているので母乳の子は風邪をひきにくいです。抗アレルギー物質は、アレルギーを発症させにくくします。肺炎、気管支炎、ぜんそく、胃腸炎、中耳炎、さらには肥満のリスクが減ることも知られています。

 

そして、なんといっても母乳育児はママと赤ちゃんにとって精神安定剤的な役目を果たします。赤ちゃんはおっぱいを吸うことで安心して眠りにつくことができ、ママはおっぱいを吸われると幸せホルモンが脳内に分泌されてほんわかした気持ちで満たされます。これが赤ちゃんとの絆をますます深めてくれるのですね。

 


 

 

ミルク育児でも大丈夫

なかなか母乳が出ない悩み、乳腺炎などのおっぱいトラブル、頻回授乳での睡眠不足、身体の疲労など、母乳育児は一筋縄ではいかないのも確かです。だからわたしは、「絶対に母乳でなくちゃいけない」とは思いません。

 

ママが笑顔で赤ちゃんに接することができるならミルク育児だって、まったくかまわないと思っています。ただ、それでもやっぱり母乳のメリットは計り知れないもの。ミルク主体になったとしても1日1回だけでも母乳を続けていくことに大きな意味があり、それが赤ちゃんの身体と心に大きな恩恵をもたらしてくれます。

 

 

 

母乳のメリットを知りつつ、無理しない母乳育児をつづけられるといいですね。

 


著者:助産院ばぶばぶ院長 助産師HISAKO

総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門『助産院ばぶばぶ』を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2014年10人目出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。

 


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