用途に応じて使い分け!賢い金融機関の選び方

2016/06/11 10:00
カテゴリ│
暮らし
中カテゴリ:

 

今日6月11日は国立銀行設立の日です。明治6年(1873年)6月11日に第一国立銀行(現在のみずほ銀行の前身)が設立されたことが由来となっています。それから143年経った現在では、銀行や信用金庫、信託銀行など多くの金融機関があり、どうやって選んで良いか迷われる方もいらっしゃると思います。今回は用途に注目して金融機関の選び方をお話ししてまいります。

 

“つかう”“ためる”“ふやす”の用途で使い分けを

金利や取扱商品等で金融機関を選ぶ方もいらっしゃると思いますが、口座が一つの方やなんとなく口座をいくつか持っている方は、用途別に金融機関を選ぶことを考えてみると良いでしょう。給料の受け取りや水道光熱費、通信費等の振替口座を“つかう”口座、数年以内に使う予定のお金を“ためる”口座、数年以内にも使う予定はなく遠い将来のために“ふやす”口座で、それぞれ設定すると計画的にお金を貯めやすくなります。

 

“つかう”口座は使いやすい場所を選びましょう

この“つかう”口座はメインバンクや生活口座とも呼ばれ、給料の受け取りや生活費の引き出し、口座振替に使うものです。こちらは金利や取扱商品でなく、支店やATMの場所や手数料を中心に考えます。普通預金金利を0.001%とした場合、100万円を1年間預けた利息は税引き前で10円にしかなりません。ATM手数料が1回に108円掛かると、それだけで赤字になります。

 

ご自宅や職場の近くで、ATM手数料ができるだけ掛からない金融機関を選ぶと良いです。銀行にこだわらず、信用金庫や農協・漁協等も選択肢に入ります。また、コンビニATMしか近所にない場合はインターネット銀行(ネット銀行)も候補に入れると良いのですが、給与の受け取りや口座振替ができない場合もあるので、確認してから使うようにしましょう。

 


 

 

 

“ためる”口座は金利や取扱商品で選びましょう

“ためる”口座は、“つかう”口座と混同させないのが主な目的です。車検や旅行などの費用は毎月掛かるものではありませんが、一定期間ごとに掛かるため“ためる”口座で管理すると良いでしょう。“つかう”口座と混同すると無駄遣いをしてしまったり、必要な時期に足りないといったことが起こる可能性もあるため、“つかう”口座と分けて設定することをお勧めしています。マイナス金利の影響で現在はほとんど差はありませんが、少しでも金利が高かったり、定期的にお金を積み立てる(定期積金や定額貯金等)商品を取り扱っている金融機関を選ぶと良いでしょう。

 

“ふやす”口座は銀行だけでなく、保険や証券も検討を

“ふやす”口座は、今のところ使う予定のないお金を預けておく口座です。期間の長い定期預金が中心となります。また、リスクを受け入れられる方は、金利が日本より高い外国通貨での預金や保険、株式・債券・投資信託などの運用商品を組み合わせることを考えると、取扱商品が多かったり、相談できる担当者がいる金融機関を選ぶと良いです。ネット銀行・ネット証券は手数料が安く・取扱商品が多い傾向にある一方で、対面での相談はできにくいので、ご自身の経験や知識に応じて、しっかり選ぶことが大切です。

 

かりる”口座は手数料と金利をしっかり調べましょう

住宅や自動車など高額な買い物をする際は、ローンを組むことが多いのですが、ご自身がお金を預けている金融機関でなくても借りられることも少なくないので、預ける金融機関以上に手数料と金利を比較して、支払額が多くならない金融機関を選びましょう。35年ローンで0.3%金利が違うだけで、150万円ほど支払う利息の差が出ます。

 

 

 

メインバンクしかない人は“つかう”口座と“ためる”口座の振り分けを、多く口座を持っている方はどの口座を“つかう”“ためる”“ふやす”に設定するかを考えるところからはじめて、計画的にお金を貯められるように取り組んでみてください。


1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等、多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。


  • 0
  • 0
  • 0
  • 0

既にクリックしています。

この記事にコメントする

残り2,000文字

暮らしの新着記事

はじめての方へ

クックパッドベビーとは

赤ちゃんの笑顔でいっぱいに。赤ちゃんがニコッと笑うとそれだけで幸せ。「クックパッドベビー」は、妊娠から育児までの信頼できる情報と、みんなのリアルな声が集まるところです。赤ちゃんの笑顔で、周りにいる人みんなを幸せにします。