あとどれくらいですか?長ーい分娩第1期の過ごし方

2016/08/04 09:00
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医療
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クックパッドベビーをご覧のみなさん、こんにちは!助産師のREIKOです。

 

「あとどれくらいですか?」ってお産のときによく聞かれます。でも、陣痛が始まった段階で明確にあとこれくらいって言えないのがお産なんですよね。

 

お産のほとんどの時間を占めるのが、分娩第1期といわれる、子宮口が全開大するまでの時間です。そんなつらく?長い?分娩第1期の過ごし方についてお話します。

 

10分おきの陣痛が・・・

TVなんかで、妊婦さんが急におなかを押さえて「うっ・・・生まれる」、そして次のシーンにはすでに分娩台に・・・なんてシーン見たことありませんか?そんなこともないとは言い切れませんが、ほとんどのお産には当てはまらないと思います。

 

規則的な子宮の収縮が10分間隔、あるいは1時間に6回以上となると、陣痛開始と判断されます。そして、陣痛には波があります。徐々に痛くなってピークを迎え、また徐々に痛みが引いてなんともなくなります。それがお産が進むにつれ、痛みが強くなっていき、間隔も2分くらいまで短くなっていくんです。

 

一般的に陣痛が始まって子宮口全開までの時間は、だいたい初産婦さんで10~12時間、経産婦さんでは4~6時間くらいかかります。

 

とにかくリラックス!

分娩第1期では、痛みや緊張から知らず知らずのうちに体に力が入ってしまいます。余計な力が入っていると、体も硬くなりますし、疲れもたまってきてしまいます。分娩第1期ではとにかくリラックスすることが大切です。

 

仰向け、横向き、四つん這い、あぐらをかく、アクティブチェアに座るなど、自分にとって楽な姿勢をとるようにしましょう。

 

モニターをつけているから、体を動かしてはいけないのでは?と思う方もいらっしゃるようですが、助産師に伝えれば調節してくれるので、遠慮なく伝えてみてください。可能であればお散歩やお風呂で体を温めるのもいいですよ。

 

呼吸法を取り入れてみよう!

呼吸法といえば「ヒッヒッフー」を思い浮かべる方が多いのでは?これは呼吸法に集中することで、陣痛、分娩時の痛みを緩和する効果があるといわれているラマーズ法の呼吸のひとつです。ラマーズ法の呼吸法は、基本的に鼻から息を吸って口から吐きます。

 

お産の進み具合で呼吸法が変わるので、うまくできるか心配になってしまうかもしれません。お産の進み具合に合わせて、助産師がしっかりサポートしますのでそれに合わせて呼吸をしてみましょう。

 

「ヒッヒッフー」の呼吸はお産の中盤あたりに行う呼吸法なので、それまではゆっくり鼻から息を吸って、口から吐く・・・息を吐くことを意識していきましょう。呼吸を止めてしまうと赤ちゃんが苦しくなってしまいます。赤ちゃんに酸素を送るつもりでゆっくり呼吸していきましょう。

 


 

最大の難関!?いきみを逃す!

分娩第1期でいちばんつらいのが、「いきみたいのにいきめないこと」なのではないでしょうか?子宮口が全開大する前にいきんでしまうと、子宮口がむくんでしまったり、切れて大出血を起こしてしまったりすることもあります。

 

自分にとって楽な姿勢をとって、呼吸法で逃がしたり、付き添いのいる方は肛門のあたりをテニスボールやこぶしなどでグッと押してもらったりしていきみを逃していきましょう。

 

陣痛のないときは、全身の力を抜いて休んでください。とくに制限がなければ、水分や糖分の補給も忘れずに!

 

終わりが見えないと、こころも折れそうになってしまうかもしれませんが、ママだけでなく赤ちゃんも頑張っています。そして、パパやご家族、そして助産師をはじめとする産院のスタッフがママと赤ちゃんを支えてくれますよ!(TEXT:助産師 REIKO)

 

妊娠中、産前産後の困ったことや心配ごとがある方は、「助産師に質問」のコーナーで助産師に直接聞くことができますよ。ぜひご活用ください!

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