今の時代、こどもの学費はどうやって増やせばよいの?

2016/08/02 10:00
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ジュニアNISAやマイナス金利の影響はコラムでも何度か話題にしたテーマですが、ジュニアNISAは4月1日の制度開始から約4か月、マイナス金利は2月16日の導入から約6か月経ちました。それぞれ日数が経過して、具体的な動きが出てきましたので、子どもの学費を貯める視点から、今後に対応できることを踏まえてのご説明をしてまいります。

 

ジュニアNISAでローリスクな積立投信の検討を

ジュニアNISAの制度の詳細は、以前の記事“ジュニアだけではない?NISA口座の活用法”にて詳細をお伝えしましたが、制度について簡単な説明をしますと、19歳までのお子さんに対して年間80万円までの株式・投資信託での運用が非課税になる制度で、18歳まで(※)は引き出しのできないことなどを条件にしたものです。金融庁が7月8日に発表した制度開始前日までのジュニアNISA口座開設数は約7万8千件と、2014年に始まった20歳以上のNISA口座数約1012万件に比べてかなり少ない状況です。

 

 

お子さんのいる親御さんとのご相談の中で、ジュニアNISA口座の活用をしたいと話になるケースは少なくないのですが、子どもでなく親御さんのNISA制度を利用することの方が多いです。原則18歳まで(※)引き出しができないためジュニア口座を選ばない理由にされる方が多いようです。一方で18歳まで(※)引き出しができなければ、大学・専門学校等に進学するまでは使うことが制度上できないので、意思が弱い方には学費を貯めやすい制度とも言えるので敢えてジュニアNISAを選ぶ方もいらっしゃいます。

 

 

株式や投資信託の運用というと、まとまった金額が必要と思われる方もいると思いますが、毎月5千円~1万円から始められる積立投信を活用する方法もあります。経験のない方は手数料が少ないあるいはかからないローリスクの債券型投資信託を積み立てると株式や株式投資信託と比べると上がり下がりが少なく運用できる可能性が高いです。

 

※ 実際には、3⽉31⽇時点で18歳である年の1⽉1⽇以降(例⾼校3年⽣の1⽉以降)に引き出し可能となります。

 


 

 

マイナス金利は定期預金・学資保険に影響が

マイナス金利は普通預金・定期預金の金利や保険料に影響を及ぼしています。多くの銀行で、普通預金金利は年利0.001%、1年定期預金金利は年0.01%です。年0.01%の金利で100万円を1年間預けても利息は1年後に100円(税別)にしかなりません。

 

また、報道などによると多くの保険会社は2017年4月に保険料を値上げする検討に入ったようです。先行して貯蓄性の高い保険商品は販売停止になったり、値上げをしたものもの出てきました。学資保険も貯蓄性の高い保険ですので、加入を検討している方は、販売停止や値上げする前にお手続きすることも意識しましょう。なお、出産前でも経過が順調の場合、出産140日前から加入できる保険会社もあります。少し気の早いように思われるかもしれませんが、学資保険の加入を検討している場合は、少しでも効率の良い貯め方をするためにもタイミングを逃さないようにしてください。

 

 

 

いつもながらの注意点ですが、どの積立方法にしてもメリット・デメリットがあります。メリットだけのものはありませんし、ご自身の性格や目的によって、向き不向きもあります。マイナス金利で導入前と比べて預金や学資保険で増やすことが難しくなってきましたが、運用にしても預金や学資保険にしても、どちらが正解というわけでどちらかが間違いいうわけでもありません。ご自身やご家庭の予算や目的に合うものをしっかり考えて選ぶようにしてください。


1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等、多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。


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