生命保険と学資保険の違いとは?どっちに入ればいい?

2015/10/23 10:00
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出産を機に考えることの多い“生命保険”と“学資保険”。「加入したいけど必要な保険が良くわからない」「見直ししたいけど内容が良くわからない」と言った声を耳にします。今回は、それぞれの内容や違いについて簡単にお伝えします。

 

広い意味での“生命保険”と狭い意味での“生命保険”

“生命保険”は広い意味では、人の生命や身体を保障する保険で、“死亡保険”、“医療保険”、“がん保険”などが含まれます。もうひとつのテーマである“学資保険”も“生命保険”の一種です。

 

狭い意味での“生命保険”は、保険の対象とする人(被保険者と言います)が亡くなった時に、ご家族等に保険金が支払われる保険のことで、“死亡保険”のことを指す場合があります。今回は狭い意味での“生命保険”と“学資保険”の違いを説明していきます。

 

“生命保険”は親が亡くなった時に家族へ生活費等を残すための保険

“生命保険”は家計の中心となる人(親など)が亡くなった時に、残された子どもや配偶者の生活費を確保するための保険です。子どもを中心に考えると、万が一家計の中心となる親が亡くなった場合には収入がなくなるため、社会人になるまでの生活費・教育費の確保が難しくなります。そのために“生命保険”に加入する必要があります。

 

例えば、0歳の子どもが22歳になるまでの生活費・教育費が1年あたり100万円とした場合には、2200万円の生活費・教育費が必要になります。生活環境や進学先によっては1年あたり100万円では不足するケースもありますので、自分の子どもにどれくらい生活費・教育費が必要か考えた上で保険金を考えましょう。

 

しかし、すべての金額を“生命保険”で準備する必要はありません。遺族年金や勤務先での弔慰金・団体保険、残された配偶者の収入、預貯金がある場合です。“生命保険”の保険金を考える上では、どれくらい生活費・教育費が必要かだけでなく、“生命保険”以外で用意できる金額を把握した上で、不足する金額を“生命保険”で準備するといった考えを持ちましょう。

 

また、家計の中心となる親が亡くなった時に支払われ、子どもの生活費・教育費を目的とした“生命保険”を加入する場合には、子どもが社会人になるまでの期間について保障される掛け捨ての“定期保険”で考えることが一般的です。

 

最近では一度に多額の保険金が出るのではなく、毎月決まった金額が支給される“収入保障保険”に加入される方が増えています。今後“生命保険”の加入と見直しを検討している場合には、“収入保障保険”も合わせて検討されると良いでしょう。

 

 

”学資保険”は将来の子どもの教育費の準備をするための貯蓄型保険

”学資保険”(保険会社によっては”こども保険”と呼ぶところもあります)は、貯蓄性のある保険で、 子どもの進学時期に合わせて満期を設定し、お祝い金や満期保険金を受け取る保険です。満期まで続けることによって、普通預金や定期預金で積み立てるよりも多くの金額を受け取ることができます。 また、保険料を支払っている親(契約者と言います)が亡くなったときは、以後の保険料の支払いは不要になるので、”生命保険”の機能も一部兼ねています。

 

しかし、その金額は満期保険金と同額なので、“学資保険”に加入しているからと言って、“生命保険”で必要な金額を満たすことは難しいです。 “学資保険”に加入しても、“生命保険”は必要になる場合が多いので、それぞれ必要な金額を考えた上で加入と見直しをしてください。

 

なお、オプション(特約)で、親(契約者)の死亡時の保険金を増やしたり、子どもの入院時に給付金が出たりする機能も追加できますが、それに伴い保険料も増えますので、加入の際はオプションが本当に必要かどうかよく考えましょう。

 

学資保険は保険会社によって、支払った保険料に対して受け取れるお祝い金や、満期保険金の金額に差があります。また、幼稚園入園時期から大学卒業まで何回かに分けて受け取れるもの、大学入学時期等に一度だけ受け取れるものなど、受け取り時期や回数も保険ごとに異なります。

 

何度も受け取れる方がお得のような気がしますが、トータルで同じ保険料を支払う場合を比べると、合計で受け取れる金額が多くなるのは受け取り回数が少ない方です。受取回数を優先させるか、受取金額を優先させるかも加入するには考えてみましょう。 ”学資保険”だけが将来の教育費準備の方法ではありません。「こどもができた!教育費はどうやって確保する?」でご紹介した“学資保険”以外の積立方法も合わせて検討してみてください。

 


1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等、多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。


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