妊婦健診でもらった「超音波写真」、どうやってみる?なにがわかる?

2016/09/03 13:00
「GS(胎嚢)」の大きさを測ることで、「GA(在胎週数)」「EDD(分娩予定日)」を算出できます。「BPD(児頭大横径)」「FL(大腿骨長)」「APTD(腹部前後径)」「TTP(腹部横径)」の値から「EFW(赤ちゃんの推定体重)」を算出しています。超音波写真を並べて赤ちゃんの成長を見比べてみてはいかかでしょうか?
カテゴリ│
医療
中カテゴリ:
助産師REIKO
妊娠

 

クックパッドベビーをご覧のみなさん、こんにちは!助産師のREIKOです。以前、妊婦健診の超音波検査で何を見ているの?というお話をさせていただきました。 

「超音波検査でなにを見ているの?」を読む 

先生が赤ちゃんの様子をいろいろ確認したあと、多くの産院でその超音波写真をもらえますよね。でも、その見方ってあまり知られていないのではないでしょうか?そこで今回は、健診でもらった超音波写真の見方についてお話しします。

 

妊娠初期の超音波画像

 

これは妊娠初期の超音波画像です。中央の黒い楕円形をした部分が「GS(胎嚢=赤ちゃんが入っている袋)」で、ピンク色の○の中にいるのが胎芽(赤ちゃん)です。

 

黄色い○で囲んだ「+」から「+」の部分で、胎嚢の大きさを測っています。この画像の胎嚢の大きさは右端の黄色い四角の中に、2.62cmと出ていますね。

 

その下の「GA」は在胎期間(gestational age)のこと。赤ちゃんがおなかの中にいる週数で予定日から計算しています。「7w6d」とは妊娠7週6日相当の大きさだということです。

 

いちばん下の「EDD」は、分娩予定日(Expected date of delivery)です。分娩予定日は「EDC(expected date of confinement)」と表記されていることもあります。

 

妊娠中期の超音波画像~その1~

 

これは妊娠中期の超音波画像で、左側に赤ちゃんの頭、右側に赤ちゃんの太ももの部分が写っています。真ん中のオレンジ色の四角の部分は、超音波検査をした日付け、左の白い四角の部分が超音波検査をした日の在胎週数になります。

 

右端のピンク色の四角の中には計測値が出ています。「BPD」は、児頭大横径(じとうだいおうけい)で、赤ちゃんの頭のいちばん長い横幅部分の値、「FL」は大腿骨長(だいたいこっちょう)で、赤ちゃんの太ももの骨の長さの値です。

 

それぞれの値の下にある「GA」は、計測値がどの在胎週数に相当するのかが出ています。この値で赤ちゃんが実際の妊娠週数に対して順調に成長しているのか、それとも小さいのかあるいは大きいのかを先生は見ています。


妊娠中期の超音波画像~その2~

 

これは別の妊娠中期の超音波画像です。黄色い四角の中の「APTD」は腹部前後径(ふくぶぜんごけい)で、赤ちゃんのおなかの前後の長さ、「TTD」は腹部横径(ふくぶおうけい)で、赤ちゃんのおなかの横幅の値です。

 

「EFW」は赤ちゃんの推定体重(estimated fetal weight)。推定体重はBPD、FL、APTD、TTDの数値から算出しています。あくまでも「推定」なので誤差も多少あるようです。

 

これら以外にも、「AC」赤ちゃんのおなか周りの長さ、「AFI」羊水インデックス(羊水量を評価したもの)などがあります。

 

せっかくもらった写真をよくわからないまま母子手帳に挟みっぱなしというのも、もったいないですよ。器械によって少し表記の仕方や値の出ている場所に違いがありますが、超音波写真を並べて赤ちゃんの成長を見比べてみてはいかかでしょうか?(TEXT:助産師 REIKO)


  • 0
  • 1
  • 4
  • 1

既にクリックしています。

この記事にコメントする

残り2,000文字

医療の新着記事

はじめての方へ

クックパッドベビーとは

赤ちゃんの笑顔でいっぱいに。赤ちゃんがニコッと笑うとそれだけで幸せ。「クックパッドベビー」は、妊娠から育児までの信頼できる情報と、みんなのリアルな声が集まるところです。赤ちゃんの笑顔で、周りにいる人みんなを幸せにします。