自覚していない人ほど要注意!ママの大敵「冷え」の原因と対策

2016/11/06 08:00
妊娠すると、ホルモンバランスの変化、ママの姿勢の変化、大きくなった子宮の影響、運動不足などにより、自律神経の働きが乱れ、血行が悪くなって、冷えやすくなります。「冷え」を放っておくと、ママにも赤ちゃんにも悪影響を及ぼします。からだの外と中から冷え対策をしていきましょう。
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クックパッドベビーをご覧のみなさん、こんにちは!助産師のREIKOです。

 

11月に入り、一気に寒くなりましたね。私は寒いのが苦手なので、これからますます寒くなるのかと思うとちょっと憂鬱です。

 

これからの時期、やはりママの大敵となるのは「冷え」です。今回は「冷え」の原因やママや赤ちゃんにどのような影響を及ぼすのか、冷え対策についてお話ししたいと思います。

 

どうして「冷え」は起きる?

そもそも「冷え」はどうして起きるのでしょうか?「冷え」の原因は大きく2つあります。1つ目は体の中で熱がつくられないため。2つ目はつくられた熱が全身にうまく送られないためです。

 

妊娠すると、ホルモンの影響で体温が高めになったり、基礎代謝が上昇して汗をかきやすくなったりということがあります。「だったら、妊娠中はあまり冷えないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。なかには冷えが改善したという方もいらっしゃるようですが、妊娠中はどうしでも冷えやすくなってしまうんです。

 

その理由はいくつかあります。まずはホルモンバランスの変化、ママの姿勢の変化、大きくなった子宮の影響、運動不足などにより、自律神経の働きが乱れ、血行が悪くなってしまうからです。つまり、妊娠中は、熱がつくられにくく、全身に送られにくい状態になるんです。

 

「冷え」がよくない理由

「冷え」は女性の敵!なんて言いますが、妊娠中のママにとっては大敵なんです。

 

ただでさえ「冷え」は、疲れやすい、眠れない、イライラする、頭が痛い、肩が凝る、食欲が低下するなどさまざまな症状となって現れます。加えて、妊娠中は、つわりがひどくなる、むくみが出やすくなる、便秘になりやすくなるなどの影響が。また、お産のときにも、陣痛が弱まってしまったり、子宮口がなかなか開かない、痛みを強く感じてしまうなどの影響が出てくることもあります。

 

そして、「冷え」は、ママだけでなくおなかの中の赤ちゃんにも影響を及ぼします。ママの血行が悪いと、赤ちゃんに送られる血液の流れも悪くなってしまいます。そうすると赤ちゃんに十分な栄養が届けられず、成長を妨げてしまう可能性もあります。

 

「冷え」の影響は妊娠中だけではありません。お産後も体の回復が遅れたり、おっぱいの出や味にも影響を及ぼすことがあります。

 

▶次ページ:体の「冷え」の対策とは?

 


 

冷え対策をしよう!~生活編~

冷え対策として、まずは着るものから。体を締めつけるような下着や服は、血行が悪くなるので避けましょう。そして、3つの首「首」「手首」「足首」を冷やさないようにしましょう。そして、おなか。冷えを予防するだけでなく、ママの姿勢を保ったり、腰痛の予防にもなる「腹帯」を着けましょう。腹帯には、さらしタイプ・腹巻タイプ・ガートルタイプなどいろいろな種類があります。おなかの大きさや着け心地に合わせて選ぶといいですよ。

 

そして、体を温めるといえばお風呂ですよね。日々の入浴をシャワーだけで済ませてしまっていませんか?ぬるめのお湯に浸かってリラックスしましょう。ただし、妊娠中はのぼせやすいので長湯はNGです。湯船に浸かるのはちょっと……という方は、足湯をするだけでも違いますよ。

 

また、ウォーキングやマタニティヨガなど、適度な運動も効果的です。ご自身の体調と相談しながら行ってみてくださいね。

 

冷え対策をしよう!~食べ物編~

「冷え」は体の外側から温めただけでは、改善しません。内側からも「冷え」対策をしていくことが大切です。妊娠中は栄養面で注意しなければいけないことがたくさんあるので、「まだあるの!?」という感じなのですが、基本は簡単!「冷たいものを避け、温かいものをよく噛んで食べること」です。

 

体を冷やす食材、温める食材などよく紹介されていますが、なかなか覚えられないということもあると思います。すべての食材に当てはまるというわけではありませんが、地下に向かって成長する根菜類、赤や黒の色の濃い食材は体を温める作用があります。一方、地上で育つ野菜や南国のフルーツ、白っぽい食材は体を冷やす作用があるといわれています。旬の食材を取り入れながら、体を温めて「冷え」を改善していきましょう。

 

 

健診やお産のとき、おなかや足・腰を触るとびっくりするくらい冷たいママがいらっしゃいました。意外にもご本人には冷えているという自覚がなかったりします。「冷え性」だと自覚しているママは、日ごろから注意していることと思います。やはり、心配なのは「冷え」を自覚していないママです。私は大丈夫!なんて思わずに、意識して冷え対策をしていきましょう。(TEXT:助産師 REIKO)

 


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