スクワットで赤ちゃんが泣き止むのは本能?

2015/12/06 12:00
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コラム
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こんにちは。助産院ばぶばぶ院長HISAKOです。今日は赤ちゃんの本能についてお話しします。知っておくと育児に役に立つこともあるんですよ。

 

移動中にあらわれる本能

動物はみんな効率よく生き延びるための本能を持っています。移動中に泣いたり暴れたりすると、親が運びにくかったり落とされてしまう危険があったり、敵に見つかりやすくなったりするので、哺乳類の赤ちゃんは、運ばれるとき親に口でくわえられると身体を丸くしてじっとしています。

 

哺乳類が持っている輸送反応とは

これは「輸送反応」といって、自然界で身を守るために、哺乳類に備わっているチカラだと言われています。哺乳類は未熟な状態で生まれるので、親子関係は最も大切。一番基本になる社会関係です。赤ちゃんが親の行動に合わせ、協力することで、赤ちゃん自身で自分の身を守ります。その本能のひとつが「輸送反応」として表れるのです。

 

ママは知らないうちにやっている?!

人間の赤ちゃんも動物と同じで泣いていても、抱き上げた瞬間にほぼ泣きやみます。それでも泣き止んでくれずどうしようもないときには、次の手段として多くのママは赤ちゃんを縦抱きにして、自分も立ち上がってゆっくり揺らします。そうすることで赤ちゃんが泣き止むことを、ママたちは本能的に知っているかのようです。

 

スクワットでギャン泣きが止まる!

さらに赤ちゃんがギャン泣きしていたら、立て抱きにしてスクワットをするとピタリと泣き止むというのは有名な話です。どうしてスクワットで泣いていた赤ちゃんが落ち着くのでしょう?横方向の揺れより縦方向の揺れで赤ちゃんは落ち着きます。これこそが「輸送反応」なのです。

 

たて抱きや乗り物でぐっすりのワケ

動物は赤ちゃんの首の後ろをくわえて縦姿勢で運びますよね。そうすると、親が歩くときに赤ちゃんが感じるのは、横の揺れではなく縦の揺れ。赤ちゃんは縦方向の揺れを感じると「輸送本能」のスイッチがONになっておとなしくなるわけです。人間の赤ちゃんも抱っこして歩いたり、乗り物に乗って揺れたりすると心拍数が下がって落ち着き、泣きやみます。動物の赤ちゃん同様に本能的にリラックスする機能が備わっているのです。

 

 

ママにとって、育児は大変なストレスがかかる仕事です。泣きやまない赤ちゃんに対応するのはホントにしんどい!そんなときに、哺乳類全般に共通する輸送反応を思い出して、赤ちゃんにもぜひ、協力してもらいましょう!ママ、がんばれー!

 


著者:助産院ばぶばぶ院長 助産師HISAKO

総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門『助産院ばぶばぶ』を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2014年10人目出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。

 


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