飲ませすぎに注意! イオン飲料による子どもへの影響

2017/06/12 20:00
お子さんの水分補給にイオン飲料を飲ませているママもいらっしゃるかと思います。しかし、先日、日本小児科学会、日本小児保健協会、日本小児科医会、日本小児期外科系関連学会協議会の4団体からなる日本小児医療保健協議会(四者協)より、イオン飲料に関する報告がなされました。
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こんにちは! 助産師のREIKOです。日に日に気温が上がってきて、大人も子どもも水分補給に注意しなければならない季節になってきましたね。お子さんの水分補給にイオン飲料を飲ませているママもいらっしゃるかと思います。

 

しかし、先日、日本小児科学会、日本小児保健協会、日本小児科医会、日本小児期外科系関連学会協議会の4団体からなる日本小児医療保健協議会(四者協)より、イオン飲料に関する報告がなされました。

 

日本小児医療保健協議会(四者協)の報告とは?

日本小児医療保健協議会(四者協)によると、イオン飲料やスポーツドリンクなどを多量に飲み続け、健康状態が悪化した乳幼児の報告が、昨年までの10年間で少なくとも24例、31年で33例あったとのこと。

 

また、1986年以降、7カ月~2歳11カ月の33人がビタミンB1不足のため、意識障害や浮腫などを起こし、1人が死亡していました。そして、33人のうち24人は2007年以降の報告だったそうです。

 

そもそもイオン飲料ってなに?

イオン飲料というのは、ナトリウムやカリウムなどの電解質を含む飲み物のことで、成分によってスポーツドリンク、経口補水液とよばれることも。

 

イオン飲料には、電解質のほかに糖分が含まれているのですが、この糖分をエネルギーに変えるためにはビタミンB1が必要になります。しかし、イオン飲料にはビタミンB1が含まれていないのです。

 

イオン飲料を飲みすぎると……

離乳食やミルクなどからビタミンB1を摂らずに、イオン飲料を飲み続けていると、「ビタミンB1欠乏症」になってしまいます。ビタミンB1欠乏症によって引き起こされる病気には、「ウェルニッケ脳症」と「脚気」があります。

 

ウェルニッケ脳症の症状は、意識障害、目の動きの異常、思ったように体が動かせなくなる、などがあります。また、脚気の症状として、倦怠感、食欲不振、むくみなどがあり、悪化すると心不全を起こしてしまうことも。

 

そのほかにも、虫歯や生活習慣病との関連もあるため、イオン飲料を飲ませるタイミングと量には注意が必要です。


イオン飲料を飲ませるタイミングと量は?

現在、さまざまなイオン飲料が市販されていますが、大人用のイオン飲料をうすめてお子さんに飲ませるのはNG! 必ずお子さんの月齢・年齢に合ったものを選びましょう。

 

飲ませるタイミングとしては、「汗をたくさんかいたとき」や「胃腸炎などで下痢や嘔吐が続いているとき」。少しずつこまめに飲ませるようにしましょう。大塚製薬によると、乳幼児が飲むイオン飲料の目安は、「1日の水分摂取量の20%未満に抑えるように」とのこと。また、ピジョンでも「1日200mlまでを目安に」と伝えています。

 

 

正しく使えば、ママの強い味方になってくれるイオン飲料。何ごとも適量が大切ということですね。

 


著者:助産師 REIKO

医療短期大学専攻科卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 


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