マイナス金利でこれからどうなるの?主なメリット・デメリット

2016/02/28 12:00
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2月16日に日本銀行と金融機関との間でマイナス金利政策が導入されました。“マイナス”の言葉にインパクトがあるので、不安に思っている方も少なくないと思いますが、デメリットだけでなく、メリットもあります。家計にとって、マイナス金利がどう作用するか、ポイントをご説明していきます。

 

メリット:金利が下がるので借り入れがしやすくなる

マイナス金利は「日本銀行に預けるより、世の中のお金を借りたい人や企業等に貸した方が良いですよ」と、日本銀行からの金融機関に対するメッセージとも考えられます。その最たる例は、多くの方が利用する住宅ローンの金利が下がることにあります。すでに、いくつかの銀行ではマイナス金利発表後に住宅ローン金利の引き下げを始めています。これから住宅ローンを使って住宅を購入しようとする方や現在の住宅ローンを借り換えようとしている方は、借りやすいタイミングと言えますが、今後の経済環境によって、将来は金利が上がる可能性があることも考慮して借り入れをしましょう。

 

デメリット:預金金利が下がり、保険料が上がる可能性がある

マイナス金利は借りる側にはメリットがありますが、貸す側・預ける側にとっては、金利が下がり、利息がわずかと言う点が大きなデメリットです。マイナス金利はあくまでも金融機関の金利で、個人の預金口座の金利まではマイナスにはなっていません。金利で元本を増やすことは期待できませんが、現状維持をすることについては今までと考え方は変わりませんので、慌てて預け替えや無理な運用をすることはありません。 また、生命保険・損害保険もさらに低くなる金利の影響を受け、掛捨てではない保険を中心に保険料を上げる可能性もあります。保険の加入・見直しを検討している方は、保険料の値上げは予定している商品かどうかも確認すると良いです。値上げ率が高い場合は、値上げ前に加入した方が良い場合もあります。

 



 

詐欺や盗難には今まで以上に警戒を

マイナス金利と言う言葉が一人歩きをして、個人でも銀行に預けると目減りしてしまうといった誤解をさせ、詐欺まがいの預け替えや運用話が発生する可能性も高まっています。現時点では、個人の預金口座はマイナス金利ではありませんし、運用に対する考え方や制度も急には変わりません。 また、預金を止めて、タンス預金や必要以上に現金を持ち歩いては、盗難にあった時の被害額が大きくなるだけです。マイナス金利は通常の状態ではなく、あくまでも物価や景気が上昇するまでの一時的な措置です。

 

 

上記のメリット・デメリット以外については、急に何かが変わるわけではありませんので、慌てて行動して大きな損失が無いように、状況を良く確認してからの行動を心がけてください。

 


1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等、多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。


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